Jun 08, 2011
便利な賃貸オフィス
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◇「復旧に全力挙げる。頑張るしかない」
東京電力福島第1原発で復旧作業にあたっている東電の社員や作業員らが22日朝、いわき市の小名浜港に停泊中の独立行政法人・航海訓練所の練習船「海王丸」から下船し、復旧作業に戻った。ひげをそってすっきりした表情を見せ、毎日新聞の取材に「ゆっくり眠れた。頑張ります」と語った。
同船が寄港した21日は社員と作業員計21人が船内で1泊した。
リーダー格の男性は「昨日は疲れきっていて、みんなすぐ休んだ。お互いにあまり会話はしなかった」と語り、「復旧に全力を挙げたい。頑張るしかない」と自分に言い聞かせるように話した。乗組員が拍手で見送り、社員らはワゴン車3台に分乗し発電所に向かった。
乗組員によると、21日の夕食はカレーライスとサラダ。「(原発施設内では)レトルト食品ばかりだったので生野菜がうれしい」と喜んでいたという。その後、テレビや新聞、インターネットを見るなどして過ごし、「久しぶりに電話で家族と話ができた」と喜ぶ人もいたという。
海王丸は22日、いわき市などの被災者に風呂と食事の提供も始める予定。【松本惇、森禎行】
3月23日朝刊
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◇漁業への風評被害懸念
放射能漏れを起こした東京電力福島第1原発を中心に、広範囲の海で国の基準を超える放射性物質が検出された。震災で漁業施設が大打撃を受けており、この海域で取れた魚が直ちに市場に出回ることはないが、操業再開後も悪いイメージがつき、消費者から敬遠される風評被害が懸念されている。
東電の22日朝の発表によると、原発放水口付近で基準の126・7倍にあたる放射性ヨウ素131を検出。南約8キロ地点で80・3倍、南16キロ地点でも16・4倍が検出された。
原発から北1・6キロ、南1・9キロ、沖へ1・5キロは原発立地に伴って漁業活動をしない「漁業権消滅区域」。放射性物質の検出地点はこの区域を越えた。
浜通りでは各地の漁港や漁船が甚大な被害を受け、漁業再開のめどは立っていない。県水産課は「原発事故が収束し、数値が下がることを祈るばかりだ。きちんと定点観測して安全を確認し、漁業再開の準備を進めたい」と話した。【岩佐淳士】
3月23日朝刊
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放射性物質が検出されたホウレンソウや原乳の出荷を控えるよう国が県内一律に指示したことを受け、会津若松市の菅家一郎市長は22日、「地理的条件で影響は異なる」として、区域を特定するよう国に申し入れた。会津地域は東電福島第1原発の放射能漏れの影響が少ないとされる。
菅家市長は「国の対応はいたずらに消費者の不安をあおり、風評被害を増幅する」と批判。そのうえで、出荷自粛の指示には、地域ごとの科学的調査による根拠が必要と指摘した。同内容を県にも申し入れた。【太田穣】
3月23日朝刊
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◇「事故収束が先」
東京電力福島第1原発の放射能漏れで、佐藤雄平知事は22日、東電の清水正孝社長側から謝罪の面会を申し込まれ、拒否したことを明らかにした。21日午後8時半過ぎ、福島市の東電福島事務所から連絡があったが「事故を収束させるのが先」と断ったという。
知事は会見で、「県民の不安と怒りは極限に達し、おわびを受け入れる段階ではない。死力を尽くして早く事態の収束にあたれと伝えた」と語った。国や東電の情報提供が遅いことも指摘し、「我々と情報を得る時間の誤差がないよう俊敏な措置を取ってほしい」と語気を強めた【関雄輔】
3月23日朝刊
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